本コースは、がん看護専門看護師（ＯＣＮＳ）を養成するコースで、ターミナルケアを中心に講義・演習・実習を組んでいます。
具体的には...
がんに直接関わらないが専門看護師として必要な科目（看護倫理･看護管理・看護研究・コンサルテーション等）や、がんに関わる医学的な科目（がん病態学）があります。
また、がん看護に関しては、ターミナルケアと心理・社会的援助法を中心に教育内容の構成をしています。ただし、化学療法看護や放射線療法看護についても施設見学等を含んだ講義・演習を通して学ぶことができます。
1．ターミナルケア
がん性疼痛などのシンプトンマネージメント、補完医療としてのヒーリングだけでなく、チーム医療についても、臨床実践者（訪問・病棟看護師、医師、ソーシャルワーカー、パストラルケアワーカー）から、実践的な講義・演習を受けることができます。
2．心理・社会的支援
がん患者・家族の持っている力が発揮できるように支える方法を、講義だけでなく、ロールプレイなどの演習・実習を通して学ことができます。特に本学では、臨床心理士とがん看護者の双方から、がん看護に生かすことができる心理学的知見を得ることができる講義である「臨床心理学特論」を有しています。
本学は付属の実習病院を持ちませんが、下記のがん専門施設やがん医療の拠点病院等において実習を行うことを予定しています。
がん患者に対するグループ療法に関わる研究
がん看護・家族看護に関わる研究
遺族看護に関わる研究 など
卒業後の進路（予定）としては、がん専門病院等の緩和ケア病棟や緩和ケアチームなどの臨床看護師、大学等の教員などがあります。
