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公立大学法人 福岡県立大学

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公共社会学科

輝く学生たち

 学外で社会貢献活動や地方公共団体とのコラボレーション事業に参加するなど、地域で積極的に活動している学生をご紹介します。

LINKtopos2022(リンクトポス:公立大学学生大会)に参加

ワークショップ①(永末).jpg 私は2022年8月31日~9月2日、京都府福知山市で開催された全国公立大学学生大会(LINKtopos2022)に公共社会学科の学生2人で参加してきました。愛称のLINKtoposには英語のLINK(つながり)+ギリシャ語のtopos(場)という、公立大学生がつながり、英知を結集する場にしようとの願いが込められています。全国に99ある公立大学のうち北は岩手、南は沖縄の24大学91人の学生が集まりました。今大会は地域、社会、多様性、ジェンダーと学科の学びに通じる内容が多く、参加が楽しみでした。加えて、大学の社会貢献・ボランティアセンターから交通費、宿泊費も全額出していただきました。

cocoita.jpg 初日は、まちづくりに関する講演と街歩きがありました。水害の歴史を伝える治水記念館、新町商店街と福知山公立大学のまちかどキャンパス吹風舎(ふくちしゃ)、明智光秀の福知山城を見学しました。開催地の福知山公立大学は比較的新しい大学ですが、吹風舎など地域との接点を多く持っていると感じました。福岡県立大学の近くにある伊田商店街のコミュニティスペース、Ritorovo CoCo ITAの活動に応用できるヒントがあるのではと考えました。

 ワークショップ②(永末).jpg2日目は、各大学の学生が取り組む活動や研究についてのポスター紹介とワークショップがありました。私たちは多様性を考えるグループを選び、トランスジェンダーの高校生から講演を聞きました。当事者の生の声が聞ける貴重な時間でした。その後、すべての人が住みやすい社会についてチームで話し合い、発表の準備をしました。話し合いでは日頃の講義で学んだことが生かせたと思います。

 最終日は人々が自分の考えを自由に言える場を作ることの大切さについて発表しました。あっという間でしたが、大学を飛び出して活動し、様々な人との交流を通して、多くの発見や刺激が得られるとても良い経験になりました。

  •  公共社会学科3年 永末 匠
  • 近畿大学附属福岡高校出身 

若年女性に向けたがん検診促進事業「Cプロジェクト」に取り組み

Cpuro.jpg Cプロジェクトで、女子学生にがん検診の重要性を伝え、がん検診に行こうと思うきっかけを作るにはどのように伝えるべきか、県の担当の方、デザインに携わる方、他大学の女子大生と共に若年女性としての視点、それぞれの大学で学んでいる学問の視点から何度も議論を重ね、この度啓発資材と広告を完成させることが出来ました。➜ Cプロジェクト特設サイト

 議論では、そもそも若年女性ががん検診に行かない理由は何であるのか、それを踏まえてどのようなコンセプトで作成するか、どのようなキャッチコピーでメッセージを伝えるか、どのようなデザイン・フォント・啓発資材であれば女子大生の目に留まるのかといった様々な視点で皆さんとアイディアを出し合いました。私は公共社会学科での学びを活かし、がん検診の重要性を伝えるためのパンフレットで使用される統計資料に関する意見や若者のテレビ離れが進む中でYouTube広告などのネットメディアを使用することの重要性等について伝えることが出来ました。

 今回のCプロジェクトでの啓発資材やポスターは、全て『がん検診を、特別な日にしない。』というキャッチコピーで作成されています。その理由としては、ヘアサロンに行く日、個人の趣味を楽しむ日、友達と遊ぶ日のように、定期的ながん検診の日もあっても良いのではないか、「日常」の中にがん検診を取り入れてほしいと考えたためです。そのテーマをもとに、啓発資材は気軽に手に取ってもらえるようお洒落なデザインにしました。

 がんは誰しもがかかる可能性のある身近な病ですが、早期発見であれば9割以上が治る病でもあります。今回の『がん検診を、特別な日にしない。』という言葉やポスター・映像等を見かけて、自分事だと思いがん検診に興味を持つ若年層、そしてパンフレットや啓発資材を手に取って、詳しいがん検診に関する情報を知ってがん検診に向かう人々が、更に増えればと思います。

  •  公共社会学科3年 脇田 紀帆
  • 宮崎県立都城泉ヶ丘高校出身 

  • ※「Cプロジェクト(C:Cancer)」は、県内4大学の女子学生と福岡県が共同検討組織を立ち上
  •  げ、啓発資材の共同企画・制作、広報を展開し、若年女性のがん検診受診率向上をめざす取
  •  り組みです。➜ Cプロジェクト

「英峰塾」の取り組み

英峰塾 ホームページ用写真②.jpg 「英峰塾」は、添田町立添田中学校のPTAからなる「おやじの会」などが主催し、同中学3年生を対象にした、学習支援を目的にしています。高校入試に備えた、学力向上を目指すために国語・数学・英語の学習をサポートしています。福岡県立大学の学生が講師となり、毎週末に活動しています。学習の際は、ホワイトボードを使って生徒の前で解説したり、一人一人を巡回して分からない問題で悩んでいる生徒にヒントを与えたりします。近年では年に1度お楽しみ会を開くなどして、生徒との親睦を深めるイベントも開催しています。

 英峰塾で学び、福岡県立大学に入学してきた学生もいます。英峰塾で学べることは勉強だけではありません。大学生が講師として中学生とコミュニケーションをとることで大学への興味が深まるというメリットもあります。大学生と日ごろから親しく接することで、大学というものに対し興味を持ち、大学進学を見据えた学習が可能になります。また、休憩時間に講師と気軽にお話することが楽しみで英峰塾に通っているという中学生もいます。学校とは違う雰囲気で勉強のモチベ―ジョン向上にもつながっていると思います。

 英峰塾は高校進学だけでなく、その後のライフキャリアにつながる出会いや機会を提供する取り組みであり、中学生にとって貴重な経験になると思います。

  • 公共社会学科3年 清 水  凜
  • 福岡県立春日高校出身    
  • 公共社会学科3年 長谷川 心悟
  • 福岡県立東鷹高校出身    

  • ※英峰塾は2009年に開講、今年度は24名の県大生が活動しています。
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