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公立大学法人 福岡県立大学

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就業力向上支援室

取り組みの成果

torikumi-graph01.gif本学では、学生の社会的・職業的自立のための取組として、「産業界と連携した実学的専門教育科目の開講」「初年次及び2年次におけるプレ・インターンシップの導入」「社会貢献フォーラムの開催」「系統的キャリア形成支援講座の仕組づくりと運営」を実施してきました。

また、大学が独自に作成した「マイキャリポケット(社会貢献活動記録帳)」を全学生に配布し、PDCAの視点から学生自身が社会貢献活動の自己管理を行ってきました。

さらに、毎年4月には、学生一人ひとりの就業力を構成する8つの力を評価してきました。(図1)

これまでの取組の成果を受けて、平成24年度から実施される本学の第2期中期計画の中に、インターンシップの単位化が検討項目として組み込まれました。

産業界と連携した実学的専門教育科目の開講

1.社会貢献論(1年次前期)

2013-0328-1742_0.jpg平成23年度は、6名の外部講師と9名の内部講師のオムニバス方式で15回の授業を組み立てました。外部講師として、社会福祉領域で活躍している方、臨床心理士を養成している方、社会病理の専門家、学校教育現場で活躍している方、少年院で活躍している方、終末期医療に携わる方を招聘し、社会貢献・ボランティア活動の体験について講義を実施しました。

学生は、社会そのものと社会に生きる人間を理解し、幅広い視野と実践力を培うため「社会貢献の理念、背景、あり方」や「専門領域と社会貢献の関連性」を学びました。また、毎回の講義の最後に「シンキング・ペーパー」への記入を通して、各自の考察を深めさせました。学期末には「目指す仕事と社会貢献との関連について」をテーマにレポート提出を求めました。

平成23年度の受講者数は1年生が151名、2年生が5名でした。社会貢献論受講前後でみられた就業力の変化をみると、「総合的学修力」が受講後に有意に向上していました。(図)
なお、総合的学修力とは、「仕事と専門知識の関連性の理解」「進路に必要な適正理解」などの力と定義しています。


2.社会貢献論演習(1年次後期)

torikumi-graph03.gifこの科目は、外部講師3名、内部講師6名で担当しました。前期に社会貢献論を受講した学生が、フィールドワークとして大学近郊の現地踏査を行い、自発的な社会貢献活動(田川伊田駅の清掃活動)を行いました。

さらに、各自が気づいた地域の課題をもとに4つのグループに分かれ、課題解決に向けた取組を検討しました。社会貢献フォーラムにおいて、各グループで取り組んできた内容と課題解決に向けた提案や成果について報告を行いました。

社会貢献論演習受講前後の就業力の変化をみると、「自己理解力」「コミュニケーション力」が有意に向上していました。(図2)


3.他の学部の専門分野を学ぶ実学的教育プログラム

看護学部(看護学科)と人間社会学部(公共社会学科、社会福祉学科、人間形成学科)の専門性の連携により、社会参画力や実践的能力を培うため、「看護領域と社会福祉領域」「看護領域と心理領域」「小児看護領域と食育」「保健領域と公共社会領域」等の組合せにより、他の専門領域を学ぶ仕組み作りを実施してきました。

平成23年度は、実践現場の第一線で活躍している専門家8名を講師として招聘し、専門領域の実践現場について理解を深める講座を実施しました。受講後に学生から提出された自己評価シートによると、現在の産業界のニーズに対する理解が深まり、キャリアデザイン力や職業観及び勤労観力が高まった等が記されていました。


4.海外語学演習(全学年前期)

イギリスの保健・医療・福祉の現場を訪れプレ・インターンシップを体験する海外語学実習が効果的な実践活動の場となるように、事前指導として位置づけ、前期15回の授業を通して、語学やイギリスでの社会貢献・ボランティア活動などについて学ばせました。

さらに、プレ・インターンシップ先の保健・医療・福祉の現場を訪問した際に、学生が興味を持っている事項についてインタビューするための質問項目を指導教員が極め細やかに指導する等、海外語学実習のための事前準備を行いました。

また、留学先で対面するイギリスの学生と事前にインターネットを通じて、様々なトピックについてコミュニケーションをしながら、英語学習に対する動機づけを高め、英語力の向上を図りました。

この演習を通して、学生は英会話学習のほか、イギリスの保健・医療・福祉・教育等の動向について学び、実習の目的意識を高めることができました。


5.海外語学実習(全学年前期)

2人のイギリス人の英語講師(学内講師1名、学外講師1名)とバース大学及びオックスフォード・ブルックス大学の学生がアシスタントとして関わり、イギリスの保健・医療・福祉・教育等の現場を訪れ、各自が設定したテーマについて、各領域の専門職へのインタビュー調査を行いました。

参加した学生は、現地の学生やホームステイ先の家族、各分野の専門職等との交流を通じて、英語でのコミュニケーションに自信を持ち、インタビュー調査を通じて日本の保健・医療・福祉の状況を相対化する視点を獲得し、今後の専門的な学習に繋がる問題意識を明確にすることができました。

また、広い視野で自分の将来の進路や職業をイメージすることができるようになり、学生のキャリアデザイン力や計画的学修推進力が向上しました。

平成23年度の参加学生数は2週間コースが6名、4週間コースが10名でした。

初年次及び2年次のプレ・インターンシップの導入

「プレ・インターンシップ」とは、1、2年次生が産業組織での体験学習を通して、産業界の理解を実践的に学ぶ取組です。この体験学習は、1つの産業組織を体験するのではなく、業種が異なる産業組織を数多く体験することを勧めました。

学生は多業種の産業界(情報通信業、製造業、卸小売業、サービス業、ホテル業、医療業、スポーツ事業、娯楽業、旅行業、不動産業、運輸業、高齢者施設、精神障害者施設、知的障害者施設、身体障害者施設、児童施設、社会福祉協議会、行政、教育機関等)を体験することで、多様な価値観を持った社会人に出会い、コミュニケーションの重要性に気づき、さらに、自己理解や他者理解を深めることができました。

プレ・インターンシップ活動では、マイキャリポケット(社会貢献活動記録帳)を活用しながら、社会貢献支援プログラム専門指導員が事前・訪問・事後指導を実施し、PDCAサイクルの視点から活動の振り返りを行うことで、学生自身がさらなる成長を目指した改善に取り組む姿勢の育成を行いました。

平成23年度の参加学生数は延べ269名(実数124名)でした。

社会貢献フォーラムの開催

平成23年度は、「社会貢献を通じて『将来』を考える」と題して、社会貢献フォーラムⅠ・Ⅱを開催しました。

社会貢献フォーラムⅠでは、1年生が社会貢献論演習での体験的学びの成果を発表しました。社会貢献フォーラムⅡでは、海外語学実習での学びのほか、プレ・インターンシップや自主的な社会貢献活動での学びの成果発表を行いました。

系統的キャリア形成支援講座の仕組づくりと運営

正課外の講座として実施しているキャリア形成支援講座を一覧表にまとめ、系統的なキャリア形成支援の流れについて検討を始めました。

また、産業界から求められているコミュニケーション力を育成するため、コミュニケーション力のなかでも傾聴力を向上する講座を実施したことにより、学生は人の話を聴くスキルを身につけることができました。

今後は、双方向性のコミュニケーションスキルが学べる講座を実施し、相手に自分の考えを伝える力や相手の話を聴いて、話の内容に対する自分の意見を伝える力を身につけさせることが課題であることが明らかになりました。

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