ブックタイトル県立大 インターンシップ 29

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概要

県立大 インターンシップ 29

川井 大暉(社会福祉学科1 年)今回の研修では、大きく分けて以下の点について学ぶ機会がありました。・書架の貸出と返却研修期間の5日間、主にこれを研修内容としていました。本を容易に借りられるようにするのはもちろん、返却された本にシミや破損箇所が無いかを確認しました。ある程度古くなった本は書架から除く「除籍」と呼ばれる作業を行います。同時に、除籍された本の内容に近い分類の新刊が受け入れられます。年に数千冊が入れ替わります。情報としての風化や物理的な劣化に弱い雑誌と新聞は、3年分を保管していました。要望があれば利用者に差し出すことも出来ます。・書架の修理除籍される本は多いですが、歴史的な資料などはそう容易に除籍出来ません。そういった本は背表紙が割れたりページが抜け落ちたりしても修理をして再び棚に並べていました。また、日に焼けて背表紙のタイトルが見づらくなった本は、文字が入ったテープを貼ってタイトルを読めるように補修していました。・新刊受け入れ利用者から予約が入れられていた本はもちろん、除籍によって得られなくなる情報を補填するように新刊受け入れをしていました。新刊が入った際には予約した利用者に個別に連絡を入れていました。図書館に予約した本は購入することも出来るそうです。・未登録本の登録とあるサイト上にある本の分類などの情報を利用して本とインターネットをつなげる作業をしました。さらに本にバーコードを貼り、バーコードと本を連結させることで貸出可能な状態になります。・移動図書館2,3人乗りのキャンピングカーほどのサイズの車に本を乗せて貸出場所まで行きます。訪問先がどのような施設であるのかを考慮した上で選書され、車に乗せられます。行き先は多岐にわたり、老人ホームのような場所や、幼稚園、一般の場所にも訪問しています。以上の内容を研修しました。また、利用者増加を図るために施策を検討中らしく、「大人が読むための絵本を仕入れる」ことを提案させて頂きました。86