ブックタイトル県立大 インターンシップ 29

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概要

県立大 インターンシップ 29

吉田 遥祐(公共社会学科2 年)私は長崎市立図書館で、8月21日~31日のうち、8日間の研修を行いました。なぜ、私が図書館でのプレ・インターンシップを希望したのかというと、図書館を通して役所と市民とのつながりを学んでいきたいと思ったからです。私は将来、地方公務員となって地方に従事したお仕事をしたいと思っています。そのため、市役所の中で最も私に親しみがある図書館がどのように市民に従事しているのかを身をもって知るために、図書館での研修を希望しました。図書館での作業は、利用者が読みたい本を見つけやすくするために本を整理する配架作業、新聞の記事を切り取り、それをまとめるクリッピング作業、本の紹介を書いた展示物を作る作業、本の貸出・返却の手続きを行うカウンター業務、CDケースを修復する作業、予約された本やCDを探す引当業務など、様々な業務を行いました。また、イベントの運営のお手伝いや読み聞かせといった児童向けの業務も体験しました。プレ・インターンシップを通して、図書館が市民に対し、情報の提供という役割を担っていることや、仕事のやりがい、大変さを学びました。また、研修期間中は夏休みということもあって、高齢の方だけでなく、幼稚園児や小学生といった児童、乳幼児を連れた家族などの利用も多かったので、その年代に適した説明や言葉遣いなどの対応が必要となり、利用者の年代に応じた適切な対応を取ることの大切さも学べました。そのほかにも、児童を対象とした読み聞かせを通して本と出会わせ、読書の楽しさを教えることで、児童の思考や感情の変化や成長につながるということも学べました。研修最終日には図書館だけでなく、土木課や交通課などほかの部署や、「あぐりの丘」という動物とのふれあいや農業体験を行える施設で研修を行っていた、他の大学の学生たちと意見を交換するディスカッションに参加しました。それぞれが行ってきた業務内容やそこで学んだことを知ることが出来たので、自分の将来の進路に向けてモチベーションを上げることも出来ました。また、自分自身も学んだことや意見をしっかりと言えたのでとても充実したディスカッションになりました。私は、図書館での8日間のプレ・インターンシップを通して多くのことを学ぶことが出来、とても充実した研修にすることができました。特に、年代に合わせたコミュニケーションは仕事をする上で最も大切であると改めて思いました。この研修で学んだ役所と市民のつながりや、意見交換会で上げることが出来たモチベーションを糧に、大学での勉強だけでなく、公務員試験の対策に励み、実習やアルバイトを通した社会勉強で様々な経験をより多く積んでいき、コミュニケーション能力やスキルの向上に努めていきたいです。80