ブックタイトル県立大 インターンシップ 29

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概要

県立大 インターンシップ 29

廣森 麻依子(看護学科1 年)私は今回、8 月29 日~9 月2 日の五日間、大任町役場にて様々な体験をさせて頂いた。体験内容は主に、大任町での保健師の仕事内容・取り組みについて勉強をさせて頂くと共に、訪問健康相談事業の実施の見学、ケアトランポリン教室やいきいき健康教室や生活改善推進講座等といった高齢者の健康増進の為の行事や打合せに参加させて頂いた。これらの体験から得たことが多くある。まず保健師の仕事内容・取り組みの勉強では、前述の他に、予防接種・健康診査・母子保健健診事業、介護予防事業等もあり、これらの実施の目的や内容・対象者やそこでの保健師の役割といった細かい資料を用いて説明をして頂いて学ぶことができた。また、健康増進実施の参加を通して実際に大任町の高齢者の方々が生き生きとしており会話を楽しみながら、運動をしていると感じた。教室の参加は、保健師の方が高齢者に呼びかけをしたり、大任町の広報でお知らせをして参加する方の性格・悩み等を把握した上で、高齢者の方々と共に楽しんでいた。これらの他にもゴミ出し・狂犬病予防注射・予算などの事務仕事等様々な細かいことまで保健師は実施していた。私は、保健師の仕事内容・取り組みを知り理解する中で、保健師の仕事がこんなにもあることに驚き、常に住民の皆さんの健康保持・増進を図る為健康づくりに日々取り組んでいることを学んだ。訪問の見学などに行くと、住民の皆さんは、保健師に悩みを話して安心してそこから信頼関係が生まれて、そこには住民の笑顔があり保健師は住民の心の支えとなる存在だと気付いた。また、これらの事業に関して簡単に実施できる訳ではなく予算などを含めて長い月日をかけて保健師の努力によって、実施できていると学んだ。今回の実習で学びたかった保健師の仕事内容の他にも、コミュニケーションのとり方・働くことの意義についても理解できた。職員の方同士では、挨拶を欠かさずにそこで信頼関係を得て、連携をとっていた。また、保健師も含め職員の方は、住民を支えるため・笑顔になってもらいたいという思いで働いていると考えた。多く学んだ中で反省点もある。体験中、高齢者や職員の方の前だと緊張してしまい、声が小さくなってしまった。将来社会に出て、立派な保健師になるには、もっと自分の気持ちを伝え堂々とはきはき話せるようになるために、今後の学生生活でも努力していきたい。今回実習に行かせて頂いて、将来に繋げる貴重な体験をすることが出来た。益々保健師になるという思いが強くなった上で、知識や技術や考え方が未熟な私はもっと勉強や実習を通して立派な保健師になりたいと強く感じた。今回の5 日間の大任町役場での体験を通して学んだことを忘れずに前に進んでいきたい。68