ブックタイトル県立大 インターンシップ 29

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概要

県立大 インターンシップ 29

4 プレ・インターンシップ 体験学生によるポスターセッション米村 茉利子(社会福祉学科1 年)私がプレ・インターンシップを履修した目的は、働くということを実際に体験して、自分の将来像を具体化させるということ、自分の専攻とは離れた分野の仕事を体験し、自分の経験の幅を増やすということである。経験の幅が広がると、物事を様々な角度から見ることができると思った。私は今回のプレ・インターンシップで、田川市役所と福岡県立美術館での仕事を体験した。公務員という仕事に興味・関心を持っているが、どのような仕事をするのか理解できていなかった。そこで、公務員の仕事のなかで私が興味のあるものを選んだ。まず、田川市役所の、産業振興課企業・商工振興係で体験した。このプレ・インターンシップでは、田川市役所の産業振興課の業務である広報や記事及びホームページの作成などを通して、仕事の理解を理解し、大変さを学びたいと思った。また、現在身についているマナーや社会一般常識等の知識が実社会で通用するかどうかを知り、自分の課題を見つけたいと思った。主な活動内容は、取材する企業の情報収集、企業2社(松尾製菓株式会社と株式会社クリエイティブジャパン)の取材、田川市の広報の記事である「田川キラリ企業人。」の原稿の作成である。このプレ・インターンシップを通して、市役所の雰囲気やそこでの働き方などを知ることができた。そこで学んだことは、取材をしやすい雰囲気を作ること、広報は誰が見てもわかりやすく作ること、人や企業、地域とのつながりが大切であること。取材する相手の方が質問に答えやすいような環境を作ったり、話をして雰囲気を和ませたりすることが大事であり、そうすることで良い記事が書けると教えていただいたことである。また、広報はどの年代の人が読んでもわかりやすいように工夫することが大事であると学んだ。市役所の中には様々な部署があるが、各部署の特徴を生かしてつながっているのだと分かった。その他にも、田川市の企業や地域などと広い繋がりもあり、色々な人との交流が仕事に必要なのだと学んだ。課題として、コミュニケーション能力の向上、正しい挨拶や名刺交換の仕方の習得が挙げられる。取材で訪問したとき、発言を求められたが、うまく話せずに終わってしまった。また、自己紹介をするときや、市長など偉い人と交流するときなど、どのように話せばよいかわからなかった。名刺交換なども上手くできなかったので、大学生のうちに学んで堂々と実践できるようにしたい。次に、福岡県立美術館の普及課で体験した。ここでは、美術館の仕事内容を理解し、その仕事に対する自分の適性について知りたいと思った。活動内容は、主に貸館搬入作業補助、文書ファイル整理、会議議事録作成、移動美術館の視察、幼稚園団体鑑賞補助、美術図書室業務補助、イベント補助である。この体験を通して、美術館での仕事に関する理解を深めることが出来た。ここで学んだことは、子どもから大人まで色々な人とコミュニケーションをとれるようにすること、行動力・企画力が必要になるということ、福祉の分野も関係しているということである。公務員という仕事は、事務だけではなく営業にも積極的に関わっていく事になるため、企画力や行動力などが必要となってくると分かった。また、自分の専攻とは関係のない仕事だと思っていたが、美術館に来館する人達の中には、お年寄りや障害を持っている人たちもいる。誰でも美術館を利用しやすいように工夫することも大事であると聞いて、全く関係のないことはないのだと思った。仕事には、要らない知識や技術はないのだと感じた。課題としては、ものを丁寧に扱うこと、様々な人とコミュニケーションをとること、積極的に行動することが挙げられる。作業をしている途中に、ものを雑に扱ってしまった事があった。もしかしたら大事な作品であるかもしれないと注意された。幼稚園団体鑑賞補助の際に、子どもとの接し方が分からず積極的に園児との交流があまりできなかった。イベント補助では、チラシを配る時に声をかけるのが難しかった。10日間のプレ・インターンシップでは、今までにない経験が沢山でき、これからの自分の課題や将来について考えることが出来た。将来自分が仕事に就いた時には、この経験を活かしたい。56