ブックタイトル県立大 インターンシップ 29

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概要

県立大 インターンシップ 29

3 中長期・実践型インターンシップ(1) プログラムの紹介田上 裕子(就業力向上支援室)本学で実施しております、中長期・実践型インターンシップのプログラムの紹介をいたします。本学では、平成26 年度から、中長期・実践型インターンシップに取り組んでまいりました。中長期・実践型インターンシップのねらいは、企業が実際に抱える課題に取り組み,課題を解決するためのプロセスを実践することで実社会でも応用可能な汎用的能力を養うことです。対象学生は、プレ・インターンシップ活動に参加し、働くことの意義を理解し、コミュニケーションの重要性を認識し、多様な価値観を持った社会人との出会いを体験した2・3 年次生としています。実践型インターンシップは、学生の視点で捉えた課題を受入先と共有し同じ目標に向かって取組み、最終的には受入先にとっても学生とっても有益であることが重要です。就業力向上支援室の役割は、事前の準備と学生への関わりを行うことで、受入企業と学生の両者に成果が得られるようにコーディネートを行うことだと考えています。ここで、平成28 年度に実施いたしましたプログラムを紹介させていただきます。今回ご紹介いたします、社会福祉法人北九州市手をつなぐ育成会での活動は今年で2 年目になります。今年度は、昨年度の活動全般のふり返りをもとに受入先・学生・大学の3 者が連絡を密にとり、情報を共有することを念頭に置き取組みました。大学として、①プログラムの提案、②受入先との打ちわせ、③学生を交えての事前面談、④受入先でのミーティング参加、⑤学生による成果物作成の支援、を中心に関わってきました。今年度の学生は、昨年度に5 日間の仕事理解型インターンシップ活動を行い、その中で気づいた受入先の課題に取組み、課題解決のための情報収集・分析、企画・立案、実施、評価のプロセスを実践し汎用的能力を身につけるために活動を行いました。期間は、平成28 年6 月から12 月までの6 カ月間のうち学期中と夏季休暇中を合せ実質10 日間でした。今年度の特徴として、同じ事業所で活動中の北九州市立大学の学生と意見交換を行う機会があり、他大学の学生の視点や考え方を知ることができ、学生にとって貴重な体験になったのではないかと思っております。また、今後も多くの学生が実践型インターンシップに参加していただくことを期待しています。47