ブックタイトル県立大 インターンシップ 29

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概要

県立大 インターンシップ 29

(2) インターンシップ体験報告岩満 千晶(公共社会学科3 年)私は、夏季休暇中の8 月30 日から9 月9 日(実働8 日)まで、「NTT 西日本九州事業部(以下「NTT 西日本」に略す)」のインターンシップに参加しました。インターンシップに参加する前は、就職活動について何も取り組んでおらず、就職活動に漠然とした不安を感じていました。しかし、このままでは現状は変わらないと考え、思い切って企業へ飛び込んでみようと参加を決意しました。目的は、実際に企業で働くこととは、これまでアルバイトや資格取得をすることで培ってきた社会人力を試すこと、他大学の学生から刺激をもらうことでした。在籍校は、周辺に他の大学もなく福祉系の学部生が多く、企業等の就職活動を控えた他大学の学生と触れ合う機会があまりありません。しかし、就職活動は、意識を高く持ち、夏季休暇やそれ以前から就職活動に取り組んだ人たちと、同じ土俵で臨まなければなりません。私は、このインターンシップを通して、他大学の学生から刺激を受けることで自分自身の課題を知り、今後の就職活動の糧にしたいと考えました。NTT 西日本は、西日本地域における法人のお客様に対する情報通信コンサルティング、情報通信システム構築、ネットワーク構築、保守・運用・管理等のソリューションビジネス等の提供及び、個人のお客様に対するネットワークサービス(音声通信サービス・データ通信サービス)の提供等を行う西日本地域で情報インフラの根幹をなす会社です。同時に、AI(人工知能)やVR などの最先端技術を活用し、新規事業開拓に取り組んでいます。今回のインターンシップのテーマは、「ビジネスモデルの創造に関する企画提案研修」で、座学を通して業界や企業理解を図り、NTT 西日本の行う業務の一部を見学、体験させていただく取り組みでした。具体的には、法人営業、中小・個人向けの営業に同行し、ビジネスの商談の場を体験しました。その際、実際に携わっている社員の方から、ビジネスにおいて信頼関係を構築することがいかに大切であるか、営業の極意について等、体験談を交えて指導いただきました。また、天神や博多の大都市の地下にある通信ケーブル・ガス管・送電線などの専用管路トンネル(とう道)やビルのサーバールームといった絶対に見ることの出来ない施設見学もさせていただきました。そこでは、私たちの暮らしで当たり前になっている情報インフラを、NTT 西日本がいかに支えているか、ということを知り感動しました。それに加えて、NTT西日本の地域において担う「責任」や「使命」というものも感じることが出来ました。また、全ての日程を通してワークショップやグループディスカッションを行いました。グループディスカッションでは、NTT 西日本の実際に行われている事業に関連する新規立案や、新規顧客獲得のためのマーケティングのプラン作成を課題として、最初に個別で考え、その後グループに分かれて検討、各グループでプレゼンテーション発表を行いました。他のグループの発表を聞き、自分にはなかった着眼点を持つ他大学の学生から刺激を受け、視野が広がりました。今回のインターンシップを通して得たものや気づきが3つあります。1つ目は、就職活動のモチベーションが向上したということです。参加する前までは、就職活動に漠然とした不安を抱いていましたが、インターンシップに参加し、自分が「今すべきこと」が見えてきました。具体的には、自分自身と向き合うことと業界や業種を知ることです。2つ目は「働くこと」そのものへのイメージが、多くの社員の方と交流の機会を持つことで、理解に近付くことができたということです。通常業務に関わり、仕事や企業について学ぶ上で大いに役に立ちました。社員の方々や他大学生と接するこ43