ブックタイトル県立大　インターンシップ 29

概要

県立大　インターンシップ 29

１ 海外語学実習(1) プログラムの紹介人間社会学部准教授 Ian Stuart Gale皆さん、こんにちは。人間社会学部のゲイルです。今から2016 年の海外語学実習について話します。2016 年の夏、福岡県立大学の学生16 名がイギリスでの海外語学実習に参加しました。8 月30 日から9月20 日までの3 週間のプログラムが単位として認定されました。看護学部と人間社会学部の全ての学科から参加がありました。看護学部の先生と私の2 名で引率いたしました。出発前に、学生のみなさんは、福岡県立大学で私が指導した22.5 時間の事前研修に参加しました。この事前研修の目的は、日常の英語、日本とイギリスの文化の違い、そして学生がイギリスで行う調査の準備です（これについては後で説明します）。5 年前から、事前研修も単位として認定されることになりました。参加する学生は、全部で2 単位認定されます。事前研修で1 単位、3 週間のイギリスでの海外語学実習で1単位です。3 週間のコースで16 名の学生は、とても美しく歴史のある二つの都市に滞在しました。一つは大学で有名なオックスフォードです。もう一つは、2000 年前にローマが温泉を作った場所バースです。オックスフォードでは、7 日間学生はオックスフォード・ブルックス大学の寮に滞在し、バースでは13 日間、イギリス人家族の家にホームステイしました。学生は、2 人か3 人で一つのホストファミリーの家に滞在しました。学生とホームステイファミリーの皆さんが強い絆で結ばれています。学生は、イギリスで何をしていたのでしょうか。オックスフォード、バース、ロンドンと4 か所の世界遺産に行きました。また、イギリスの大英博物館、バッキンガム宮殿、ウェールズの首都であるカルディフ、コッツウォルズ、ブリストル、サリスベリーとブレナム宮殿とたくさんのハリーポッターのロケ地（本物のホグワーツの食堂等）に行きました。これらの場所は、とても興味深く教育的です。私たちの語学実習は、学生の就業力の向上に焦点を当てています。3 週間のコースで、学生は大学の1 学期の授業時間30 時間の授業に出席します。この授業の目的は、教育や雇用と健康管理について話し合うこと、そして学生それぞれの調査です。いつもオックスフォード大学やバース大学の学生がALT として参加し、1 人のイギリスの学生が、4～5人の学生の手伝いをしました。このことによって、私たちは英語を改善することができ、そしてイギリス人の学生からデータを集めることができました。それぞれの学生は、イギリスに行く前の事前研修で作った10 個の質問の調査票をもとに調査を行いました。学生は、3 つの題目から一つを選び、同じ質問がないように調査票を作りました。看護学部の学生は、イギリスでの看護について、人間社会学部の学生は介護か教育について調査を行いました。インタビューされるイギリス人は、これらの領域の専門家でした。学生たちは、最新で詳細なデータを集めることができました。そして、レポートで日本の同じようなデータとイギリスのデータを比較することができました。学生には、イギリスの小学生に教える機会がありました。このティーチング・プラクティスは、バースのセントアンドリュー小学校で行われました。イギリスの子どもに折り紙や書道、そして簡単な日本語を教えたりしました。とっても楽しくて、みんなにとって有益な経験となりました。3 週間目の学生は、イギリス人のALT と英語の勉強を続けました。さらに、バースでは、学生はイギリ9