ブックタイトル県立大 インターンシップ 29

ページ
119/154

このページは 県立大 インターンシップ 29 の電子ブックに掲載されている119ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

県立大 インターンシップ 29

佐々木 裕美(社会福祉学科1 年)私が、山口市役所でプレ・インターンシップを体験しようと考えた理由は、生まれ育った山口市で、働くということを五日間を通して学び、その学びから将来の進路を考える上で、公務員の仕事を具体的に知りたかったからです。具体的な活動内容は、一日目は政策管理室で福祉事務所の概要説明と窓口見学。二日目は介護保険課で業務説明と認定調査の同行。「すこやか長寿対策審議会」の業務及び傍聴。三日目は社会課で「地域福祉計画・地域福祉活動計画策定委員会」業務及び傍聴。こども家庭課で業務説明と児童クラブの視察。四日目は高齢福祉課で業務説明と社会課で臨時福祉給付金業務。五日目は社会課で臨時福祉給付金業務でした。社会課には主に生活に困っている市民の方が相談に来られます。相談者にどのような対応をするのか、気をつけるポイントは何かを学びました。介護保険課では、介護保険制度の内容について詳しく説明を受ける機会があり、今後の社会福祉士の勉強の参考になりました。また、要介護認定調査に同行したときには、高齢者との接し方を学ぶことが出来ました。高齢者と接するときには声の大きさやスピードだけでなく、言葉を細かく区切ったり、表現方法も工夫したりすると伝えたいことが相手に伝わりやすいことが分かりました。こども家庭課では、山口市を子育てしやすい環境にするための取り組みを知り、山口市でも待機児童が問題になっていることに驚きました。臨時福祉給付金業務では、電話対応の言葉遣いを学ぶことが出来たし、市役所の仕事が臨時職員さんや業者との協力で成り立っていることも分かりました。今回のプレ・インターンシップでは、市役所で働くということはたくさんの人と関わりながら、協力していくことが重要で、単に事務作業ばかりではないことも分かりました。また、電話対応や相談窓口では丁寧な言葉を遣い、相談者と話すときは優しい口調でゆっくり話すなど、いつでも敬語を使えば良いわけではないことを学びました。そして、山口市民が安心して暮らすためにたくさんの制度があることを知りました。二つの会議を傍聴して、制度に関する会議の参加者が、市役所の職員だけでなく、大学教授や様々な施設の所長や館長、地域をまとめている人や公募によって選ばれた市民など、異なる立場の人が参加し、いろいろな角度から考えられた制度が策定され、市民の生活がよりよくなることが分かりました。今後の課題は、いろいろな人と関わる仕事をする上で他者に簡潔に説明できる力をつけることだと強く感じました。そして、もっと積極的に行動出来るようになりたいと思いました。今回、たくさんの制度の説明を受け、自分が目指している社会福祉士になるための勉強もでき、いろいろな立場の人と話す機会もあり、人との接し方も学ぶことができ、充実した五日間となりました。115