ブックタイトル福岡県立大学 インターンシップ報告会

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概要

福岡県立大学 インターンシップ報告会

活動報告4.プレ・インターンシップ北野真由美(看護学科1年)■夏季私は、9月3日(木)~9月9日(水)の5日間、北九州市小倉南区役所総務企画課選挙統計係において、国勢調査に関する業務を体験していく中で、マナーやコミュニケーションの重要性について学んだ。今回の参加目的は、統計実施の実際について、身をもって知ること。並びに統計結果が、市政にどのように反映され、私たちにどういった影響を及ぼすのかを知る、ということであった。実際の活動内容は、調査員や、その上で指導や監督を行う、指導員に対する説明会の資料の準備や、説明会の会場設営、今回の調査より初めて実施されることとなった、インターネットでの回答に必要なIDの追加発行、その他庶務関係の業務であった。私は社会人経験があるので、指示された内容の中身において、効率が上がる方法が他にもあると、考えられたことは、担当の方に自分から確認をしたり、提案したりし、積極的に活動が行えたと思う。当初の目標に置いていた、今回の統計結果の反映については、速報集計の発表が平成28年2月、順を追って、他の集計結果も、発表までに平成29年度一杯かかることが分かった。市政に反映されるのは、それ以降となる為、実際に、自身で市政へ反映したことを感じとれるまでには至らなかった。今回の研修は、私の他に県大生(一年生)が2名、他大学の三年生が1名の、合計4名での研修だった。これに加え、嘱託職員として、北九州市立大学の4年生が在籍しており、仕事中はこの大学4年生の嘱託職員に指示されることが多かった。休憩時間にも、気を使って様々な会話の中で、私たちと交流を深めてくださり、同じ大学生でも学年が違うと、認識や活動も全く違うのだなということに気付いた。大学4年生は、インターンシップ等で様々な社会経験をしていて、どちらかというと、振る舞いは現役の社会人に近いと感じた。以上のことから、大学に在籍中の間には、ボランティアやインターンシップ等を通じて、もっと沢山の実務経験を積み、実践力・即戦力を身に付ける必要があると考えました。■春季平成28年2月16日(火)~2月22日(月)の5日間は、インクル春ケ丘内の就労継続支援B型、就労移行支援・自立訓練(生活訓練)、宿泊型自立訓練の4つの事業所において、職員と利用者との関わりについて学んだ。今回の参加目的は、障害者施設に実際に関わり、現状を知る。地域と障害者が交流する場面に関わってみる、ということであった。実際の活動内容は、上記4つの事業所内で、利用者と同じ作業やトレーニングを行いながら、各事業所内においての利用者の様子を見学させて頂いた。私は、各事業や障害についての知識も乏しく、戸惑いながらの研修であった。職員の方のアドバイスを受け、1利用者を支援するにあたり、疑問や多方向からの視点をもつ、2利用者への声掛けの内容やタイミングを考える、3利用者の置かれた背景(親族・経済の状況)に注目してみる、4利用者をよく観察するという、4つの着眼点を持って、利用者を観察した。その結果、職員は利用者との人間関係の構築が最も重要であることが分かった。まずは、信頼関係を築かなければ、利用者を支援することが出来ないということが分かった。それから、私たちは障害者に対する理解がとても低いということである。以上のことから、大学に在籍中の間には、福祉に関する様々な学びを深めながら、積極的にボランティア活動などに参加したいと考える。自分が障害者に関わる機会をもっともっと増やし、理解を深めていきたい。90