ブックタイトル福岡県立大学 インターンシップ報告会

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概要

福岡県立大学 インターンシップ報告会

活動報告4.プレ・インターンシップ梶尾友葵(公共社会学科1年)夏季:田川市役所世界記憶遺産推進室私が田川市役所でプレ・インターンシップを体験しようと考えた理由は、今年田川市に引っ越してきたので田川市のことをもっと知りたいと思ったからということと、私は将来公務員になりたいと考えているからである。五日間の活動内容としては、田川市石炭・歴史博物館でのIPM、受付体験、館内巡回、テレビ収録立ち合い、展示室監視、ブログ作成、キャプション作成であった。IPMとは、自然や人に優しく大切なものを守っていく方法であり、中でも文化財IPMとは、博物館・美術館・資料館・図書館・文書館等の建物において考えられる、有効で適切な技術を合理的に組み合わせて使用し、展示室・収蔵庫・書庫・文化財など資料のある場所では、害虫がいないことと、カビによる目に見える被害がないことを目指して、建物内の有害生物を制御し、その水準を維持するという考え方である。IPMでは、あらゆる場所に虫のトラップを置いて博物館の資料に虫が付かないようにした。私が就業体験した期間は、丁度、世界記憶遺産に選ばれた山本作兵衛さんの原画展の最中だったため、作兵衛さんの作品を展示している部屋はより徹底して監視を行った。山本作兵衛さんの作品はデリケートな原画であるため、その展示室では、照明の当て方や温度調節に特に気を付けていた。田川市石炭・歴史博物館では、来てくださったお客様のことを知るためにアンケートを行っており、博物館にもっと多くのお客様が来ていただけるように改善を行っているのだなと感じた。私が行った活動は簡単な作業であったが、その一つ一つのどれもが外してはならない重要なものであったと考える。五日間、田川市役所の世界記憶遺産推進室で体験してみて、まだ詳しくなかった田川市のことをもっと知ることができた。田川市が炭坑で日本の産業の発展に大きく貢献していたということを知れて、田川市に住んでいることが誇らしく思えた。また、今回の活動を通して、市を盛り上げていくことの素晴らしさを実感した。だから、自分も将来公務員になって、自分の住む地域を盛り上げていけるような仕事をしていきたいと改めて感じた。また、スタッフの方々は強いチームワークがあったので、私も世界記憶遺産推進室のスタッフの方々のようにチームワークがあって仲の良い職場で働きたいと思った。夏季の就業体験は、田川市に対する印象を大きく変えるきっかけになったので、良い経験になったと思う。春季の就業体験もまた頑張りたい。春季:源じいの森温泉私は、「源じいの森」でプレ・インターンシップの体験をした。私が「源じいの森」で就業体験しようと考えた理由は、夏の活動で、田川の歴史を活かした施設である田川市石炭・歴史博物館で体験をしたので、今回は田川の自然を活かして活動をしている施設で体験をしてみたいと考えたからである。源じいの森は、温泉施設、宿泊施設、レストラン、多目的ホールなどがあり、様々な世代に楽しんでもらえる場所である。源じいの森が、お客さんの獲得のために現在取り組んでいることは、ファンをつけることだそうだ。接客を丁寧に行い、お客さんにまた来たいと思ってもらえるように取り組んでいるという。今後の方針としては、植物をたくさん植えて紅葉や桜でたくさんにして、それらで有名な施設にするということだそうだ。源じいの森は、とても自然豊かな場所なので、より多くの人に訪れてもらいたいと思う。五日間の活動内容としては、「源じいの森」の温泉施設での受付業務、売店のレジ業務、売店の商品陳列であった。源じいの森温泉は入館券の種類や割引券の種類が多く、戸惑っているお客さんも多かったので、83