ブックタイトル福岡県立大学 インターンシップ報告会

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概要

福岡県立大学 インターンシップ報告会

活動報告4.プレ・インターンシップ角みのり(公共社会学科1年)私は、春季の活動を嘉麻市役所で行いました。詳しくは、総合窓口課(山田支所)で2日間、学校教育課で2日間、男女共同参画推進室で1日間の計5日間の体験をさせていただきました。各課での滞在期間が短く、それぞれの業務を全て把握するということは出来ませんでしたが、一部分学習できただけでも、非常に意味のある内容の濃い5日間となりました。まずは、総合窓口課についてです。ここでは、窓口に来られた市民の方の要望に対応し、住民票を発行したり、様々な手続きを行ったり、色々な相談にのったりと、市民の方々と最も近い距離で接する仕事が主でした。また、市民の方が来られない時には、各々の担当に基づく業務の書類を作成したり、知識を深めたりしていました。各課の中で、それぞれの担当が決まっており、自分の担当外の受付については、担当の方に任せるという形をとっていました。私が、今回担当させていただいた住民票の発行や所得税の証明書の発行は全員が共通してできる基本的な業務だそうです。基本的な業務の上に、それぞれの担当の業務があります。自分の担当業務についての知識を深めることは、大変そうでしたが、経験を積んでいくうちに慣れてきて、こなせるようになると仰っていました。次に、学校教育課についてです。ここでは、市内の学校に関して、子どもたちがよりよい環境で学習が出来るようにサポートしていく、というのが主な業務内容でした。今回、私が体験させていただいたのは、書類の分類、決済書の作成、会議内容のテープ起こしの確認、工事中の学校の視察、などです。また、学校施設の整備についての予算のことを詳しく聞かせていただきました。私が学生の時には、こういったことをもちろん知らなかったので、もしも何かしらで知ることができていたら、勉強や学校生活に対する考え方や態度も違っていたのではないか、と思いました。今の子どもたちには、私のような後悔をして欲しくないので、これから何か伝えることができたらと思いました。そして、男女共同参画推進室についてです。ここでは、主に女性に関する問題について相談を受けたり、DVに関する啓発活動をしたりしていました。また、この相談室の存在があまり知られていないため、相談室の存在の普及についても従事していました。今回、私は「行政対象暴力等に対する対応について」という研修会に参加、市内の病院にDV啓発のためのカードの補充、審議会への参加等の体験をさせていただきました。これから、女性と男性が平等に扱われる未来がくると信じて、私もこの相談室の普及やDV啓発の活動に積極的に介入していきたいと感じました。最後に、全体を通して感じたことは一市民としての立場、行政職に就く一職員としての立場の両方を体験できたことが大きな収穫だと思います。市民の立場からでは見えなかったものが少し覗けて良かったです。また、夏季と春季の体験を通して、自分の将来設計がはっきりとしてきたことが一番の収穫です。これからの大学生活を有意義に過ごしていきたいと強く思いました。80