ブックタイトル福岡県立大学 インターンシップ報告会

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概要

福岡県立大学 インターンシップ報告会

活動報告4.プレ・インターンシップ奥田紗希(公共社会学科1年)プレ・インターンシップでは、特に福山市が市民に対してどのように貢献しているのかについて、よく分かった。そのことを最も感じたのは、人権相談のときである。この人権相談というのは、市民が人権侵害をされたと感じたことや、困っていることについて相談する場である。その場に直接参加させてもらったわけではないが、人権推進課の職員の人から話を聞くと、マタニティーハラスメントのことやパワハラのことについての相談があったそうだ。担当の方は、相談者を気持ちよく帰宅させることが自分達の仕事だとおっしゃっていた。また、市役所は法的機関ではないため、加害者を見つけて、逮捕などをすることはできないが、相談者の話を聴いて、相談者に適した場所を提供することはできるともおっしゃっていた。「市民に貢献する」、まさに市役所の仕事だなと感じた。私が就業体験させてもらった課は、人権推進課だった。その課は名前の通り、市民人権講座や外国人市民のための日本語教室や被爆者伝承事業など、様々な活動を通して、市民に平和の大切さを発信しているところである。今回のプレ・インターンシップでは、様々な平和活動へ参加させてもらったのだが、その中でも「被爆者伝承事業」が一番心に残った。私自身小さい頃から平和活動へ参加してきたが、大学に入ってから機会がなくなり、久しぶりに被爆者本人の方やその残されたご家族から話を伺ったからだ。何回聴いても、同じものはなく戦争当時、ひとりひとりに物語が存在している。しかし、話を聴いていく中で、戦争は絶対悪だということ、また後世へ二度と同じ思いをさせてはならないという被爆者の素朴で崇高な願いは一致していると改めて感じた。プレ・インターンシップに参加することを決めるまでは、1年生では早いかなと考えていた。しかし、実際に参加してみて、参加しないと分からないことを知ることが出来たり、実際に業務をさせていただくことでこの仕事に対して自分が適しているかどうかが分かったりした。だからこそ、自分自身はこの仕事にあっていると、確信した。また、採用試験対策に対してのモチベーションも上がった。これからのことを考えると、1年生のうちにこのようなインターンシップに参加して良かったなと感じた。77