ブックタイトル福岡県立大学 インターンシップ報告会

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概要

福岡県立大学 インターンシップ報告会

活動報告4.プレ・インターンシップ上野瑞季(看護学科1年)夏季:田川市立鎮西小学校今回私は小学校へ就業体験に行き、1授業、2授業外の大きく分けて2つの面において様々なことを学んだ。1授業授業中の体験内容としては、授業についていけていない子ども達へのサポートや計算問題の丸付け等先生の補助を行った。授業についていけていない子へのサポートとして、机の傍に座って、教科書のどこをしているのか教えたり、一緒に考えたりした。特にサポートの必要があった教科は算数で、先生の補助として計算問題の丸付けをしながら、子ども達のサポートとして計算間違いを一緒に確認し、正解につなげられるようなヒントを出したりした。その結果、子ども達の「分かった!」という笑顔を見ることができ、達成感を感じた。また、担当の先生の授業は子ども達を褒めることが多く、褒めて伸ばす教育の素晴らしさを感じた。私も子ども達の良いところを見つけて褒めてみた。すると子ども達はとても嬉しそうな笑顔を見せ、「次も頑張ろう!」とやる気を出してくれた。2授業外授業外の体験内容としては、昼休みに子ども達と遊んだり、移動教室の際に子ども達を誘導したり、授業前に席に座って教科書を出すよう指示したりした。昼休みは校庭で鬼ごっこを全力で行ったり、教室内で鍵盤ハーモニカを弾いたりお絵かきをしたりした。子ども達と遊ぶなかで、子ども達同士のケンカに何回か遭遇した。子ども達は「先生、○○くんが・・・」と必死に訴えてくるのだが、興奮している子ども達の言葉を理解し状況を把握することはとても難しく、けんかの仲裁を上手くできなかった。後に先生のけんかの仲裁の仕方を見て、「いつ誰がどこでどうした」をひとつひとつ丁寧に聞いていくことなど、仲裁のこつを学んだ。また、授業前の準備では、子ども達を席に着かせることがなかなかできず、毎日の反省するところとなった。だが、日数を重ねていくうちに、大きな声で声掛けをしたり、なかなか準備に取り掛からない子への接し方を工夫したりできるようになった。5日間の体験は、大変なことや悩むことも多くあったが、何より子ども達の笑顔に触れることができ、とても幸せな時間を過ごすことができた。この笑顔を守ることができる養護教諭になりたいという思いが強まった。この思いや学んだ様々なことをこれからの学習に活かしていきたい。春季:伊加利子鳩保育園今回の就業体験先の子鳩保育園には0歳から6歳までの子ども達がいた。毎日違う年齢の子ども達と接し、多くのことを学んだ。まず、保健的な面から園で学んだことを述べたい。私たちが保育園へ伺って最初にすることは、手洗いであった。この手洗いは一般的な水道水で石鹸等を使用して行うものではなく、ポラリエットという流水式の洗浄除菌装置を使用して行っていた。この装置からは、10秒間冷水が流れてくるのだが、これはただの冷水ではなく、塩素を電気分解したものが飲み込んでも身体に影響ない程の量含まれており、これで手を洗うことで外から園へ感染症を持ち込むのを防いでいるのだという。確かに乳幼児は感染症に罹患しやすい。そのためこのような徹底した感染症予防がなされているのだと思った。私は将来子どもの健康を守る、養護教諭を目指している。そのため、このような感染症予防の設備にとても関心を持った。だが、こ70