ブックタイトル福岡県立大学 インターンシップ報告会

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概要

福岡県立大学 インターンシップ報告会

活動報告4.プレ・インターンシップ上西彩之(看護学科1年)今回のプレ・インターンシップでは、保育園の園児における健康状態、年齢差、月齢差、男女差などを知るために主に園児の観察を行った。最初に6歳児の園児の保育活動を体験するとささいな喧嘩や殴り合いにまで発展する喧嘩は見られなかったが言葉による喧嘩が多いように感じた。また、自分の思いを伝えることができたり、状況の説明ができたりもした。これは、卒園式で言う長文を暗記していたり、思ったよりも記憶力が発達していた。給食の場面ではトングを使いこなし、きちんと自分が残さずに食べることができる量のおかずをお皿に取り分けていた。さらに下の子(4歳児)の補助などもすすんで行っていた。6歳児と月齢差はあまり感じなかった5歳児は、6歳児に比べて体格差はあるものの、暴力による喧嘩はないように感じた。製作など、やるべきことを自分から進んですることができる子が多かった。給食の場面では、自分の食べられる量のおかずを自分でお皿に取り分けていた。4歳児は、とにかく喧嘩が絶えなかった。殴り合いや言い合いの喧嘩が多かった。男の子同士は殴り合いが多かった。喧嘩をすると必ずどちらかが泣いていた。喧嘩になった理由を聞いても言葉にできる子は少ないように感じた。給食の場面では、トングを使いこなすことができる子とできない子がいた。男の子のほうが女の子よりもトングを使うことが出来ない子が多いように感じた。しかし、自分が食べることができる量や、好き嫌いなどは把握しているように感じた。5、6歳児よりも抱っこや膝の上に座りたがる子が多かった。3歳児は、ちゃんと言葉を話すことができる子とできない子がはっきり分かれていた。年上の兄弟がいる子は言葉などが発達しているように感じた。給食はバイキング形式ではなく、器に盛られたものを順番に取りに行く形式だった。椅子に落ち着いて座って待つことが出来る子と出来ない子がいた。4歳児と同様に膝に座りたがる子が多いように感じた。2歳児は、3歳児と同様に言葉を話すことが出来る子と出来ない子に分かれていた。男女ともに殴り合いの喧嘩が多かった。おもらしやおねしょをする子がいた。すぐに泣く子が多かった。母親を恋しがる子も多かった。給食の場面では、母親の手作り弁当の日だったのでそれぞれ持ってきていた。月齢差をすごく感じた。1歳児と0歳児は一緒のクラスにいた。数日前はそれほど歩くことが出来なかった子が歩いて活動している場面を見た保育士さんたちがとても驚いていた。言葉はほとんど話すことはできないがこちらが言ったことは理解していた。0歳児の園児たちも名前を呼ぶとこちらを見たり振り返ったりしていた。給食では1歳児はスプーンで食べることができる子と出来ない子がいた。0歳児は保育士さんが食べさせていた。1歳児は固形のものも食べられるが0歳児は歯が生えそろっていないため、おやつなども離乳食に近いかたちで食べていた。月齢差をすごく感じた。今回のプレ・インターンシップでの体験を通して、将来子どもと関わる際に子どもの年齢や性別、性格などに応じた対応がとることができるようにしていきたいと思った。また、そのためにはひとりひとりをしっかりと観察できるような力をつけることと、適切な声掛けができるようになることが必要であると学修しました。67