ブックタイトル福岡県立大学　インターンシップ報告会

概要

福岡県立大学　インターンシップ報告会

活動報告4.プレ・インターンシップ板倉紗南（人間形成学科1年）今回、私は福岡県立大学附属図書館にて活動をしました。日ごろ生徒として利用することの多い図書館に働きに行く事に対して最初は違和感と緊張を覚えましたが、職員の方々がやさしく迎えてくれたこと、同じ生徒という立場でアルバイトをしている先輩方がいたおかげで、段々と慣れることができました。実際の職場では、このような体制ではないものもあるとは思いますが、こういった経験をしたことによって多少心持が軽くなったと思います。この一か月ほどで、私が体験させていただいたのは、カウンター作業、本のカバー貼り、「紀要」がある大学の確認、薄れてきたラベルの張り替え等、どちらかといえば地味な作業の方が多かったという印象です。しかし、一人で繰り返し作業をするのは決して苦痛ではなく、自分にとっては得意な分野なのかもしれないと感じました。その一方で、細かな作業はあまり得意ではなく、線に沿って切る等の仕事には時間がかかってしまいました。しかし、決して、それをただ苦手ととどめることを良しとしたいわけではなく、その苦手な部分に対してどう向き合っていくかについての考えを得るきっかけに、自分の得意不得意についても学び、改善していきたいと、或いは伸ばしていきたいと思うきっかけとすることができたと思います。また、勤務中の態度、電話の受け答えについて、挨拶、言葉遣いなどの勉強もさせていただいたのですが、その内容が今回非常に良い勉強になったのでは、と考えています。私も含め、おそらく多くの大学生というのは、あまり仕事中の言葉遣いというものが身についていないのではないでしょうか。もちろん、まだ学生なので当たり前のことです。しかし、社会人になってすぐに身につけなければならない、確実に必要となるものが言葉遣いだと思います。態度も同様です。礼の仕方、角度、その際の目線の先、どのような声掛けをするか、服装、髪型、注意の仕方…これらはそれぞれの業種によって変わるものだとは思いますが、同様に身に付けるために時間が必要なものだと思います。何より驚いたことは、電話やメールを送る時にも適した言葉の使い方があるということです。言われてみると、確かに手紙などにも形式はありますし、そういった意味では納得がいきます。しかし、これも非常に難しいことではないだろうか、と感じました。事実、ご指導いただいた職員の方も、電話での言葉を覚えるために上司の電話を盗み聞きしていた、という事をおっしゃっていました。確かにバイトをしていたとしても、そういったことを学べる機会は少ないだろうと思いました。以上が就業体験を通して私が学んだことです。また、今後もこの活動を活かし、社会人になる前に、社会人としての態度、言葉遣いをしっかりと予習していこうと考えています。57