ブックタイトル福岡県立大学 インターンシップ報告会

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概要

福岡県立大学 インターンシップ報告会

キャリア形成支援プログラム初年次からの段階的インターンシップ・プログラムについて福岡県立大学就業力向上支援室代表石崎龍二教授本学の全学横断型教育プログラムの1つである「キャリア形成支援プログラム」の中で取り組んでいる「初年次からの段階的インターンシップ・プログラム」について説明します。本学では、「プレ・インターンシップ」「中長期・実践型インターンシップ」「インターンシップ」の段階的インターンシップ・プログラムの整備に取り組んでいます。「プレ・インターンシップ」は、1・2年次生を対象として、夏季と春季に各5日間2回(もしくは10日間1回)の就業体験を実施する実習科目です(平成25年度より単位化)。医療・福祉施設、企業、教育機関、自治体、NPO等でインターンシップを体験し、働くことの意義について理解を深め、コミュニケーションの重要性に気づき、自己理解や他者理解を深めることを目的としています。マイキャリポケット(自己の活動記録手帳)を活用した就業体験の振り返りを行い、体験後の大学での学習計画の立案に取り組みます。こうした体験を通して「コミュニケーション力」「ストレス耐性力」「自己理解力」「計画的学修推進力」「職業観・勤労観力」などの養成を目指しています。また、教育効果を可視化するために、平成25年度からルーブリックを導入しています。学生の事前と事後での自己評価に加え、受入先の担当者に対しても同じルーブリックを使っていただいています。学生は事前に到達目標を確認できる、事後に自己の成長を確認できる、受入先はインターンシップ生に対する指導項目として活用できる等の利点があります。「中長期・実践型インターンシップ」は、「プレ・インターンシップ」を体験した後の2・3年次生を対象として、受入先が抱える課題に取り組み、課題を解決するためのプロセスを実践することにより課題発見・解決力を養うことを目的としています。今年度は、文部科学省大学教育再生加速プログラム「インターンシップ等を通じた教育強化」事業「中長期・実践型インターンシップ推進と教育的な指導体制の構築」(福岡県立大学(幹事校)、福岡工業大学、西九州大学)の取組で、夏季に中長期・実践型インターンシップを実施しました。また、「プレ・インターンシップ」を体験した学生が学期中での中長期・実践型インターンシップに参加しています。「インターンシップ」は3年次生を対象とした職業選択準備型のインターンシップです。ここ数年で「インターンシップ」の参加者数が増えており、「プレ・インターンシップ」「実践型インターンシップ」を合わせた参加者数が着実に増えています。平成26年度より、柴田洋三郎学長の下に、アクティブラーニングを取り入れ、主体的に学修し、行動できる人材の育成を目指す「全学横断型教育プログラム」の1つとして、正課教育に加えて、1年次の合宿フォーラム、1・2年次のキャリア形成支援講座Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、各種キャリアサポート講座などの正課外教育を含めた「キャリア形成支援プログラム」を展開しており、「初年次からの段階的インターンシップ・プログラム」はその核となる取り組みです。本日のインターンシップ報告会は、まさにこうした「プレ・インターンシップ」「中長期・実践型インターンシップ」「インターンシップ」に加えて「海外語学実習」を体験した学生の報告を聞くことのできる貴重な機会となっております。今後、「初年次からの段階的インターンシップ・プログラム」の充実に取り組みたいと考えています。2