ブックタイトル福岡県立大学 インターンシップ報告会

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概要

福岡県立大学 インターンシップ報告会

活動報告3.中長期・実践型インターンシップ岩渕咲希(公共社会学科1年)私は、将来マスコミに就職したい。そのために今できることを体験したいと思い、中長期・実践型インターンシップに参加しました。希望したのは、「レシピ開発研究所」という“食のまちづくりアドバイザー”地域活性化を目指す企業です。私がこのプログラムにひかれた理由は、伊万里市の窯元を取材し記事を作成するという経験が将来の目標に役立つのではないかと考えたからです。事前準備として佐賀県伊万里市の大川内山地域の窯元について調査し、伊万里焼や地域についての知識を得ました。活動期間は、4週間で西九州大学健康栄養学科の学生と混成チームで活動しました。他大学他分野の学生との混成チームを組み活動することに不安はありましたが、健康栄養科という専門性や佐賀の大学なので地理や地元情報に詳しいのではと心強く感じました。4週間の活動内容として、1・2週目は伊万里市で窯元訪問、取材、器の提供依頼、3・4週目は福岡市内の事務所でインタビューの記事作成、器に合ったレシピ開発、調理、盛付、撮影を行いました。私は、主に大川内山地域の窯元32件に取材交渉し15件の承諾を頂き、取材を行わせていただきました。この時に、事前にインタビュー体験の豊富な田﨑主宰にインタビューのレクチャーを受け、訪問する窯元の情報を収集し取材を行いました。取材では、「話を聴き、疑問点が浮かんだらさらに掘り下げて質問する」「興味を持って質問している姿勢」「聴きたいポイントをおさえて質問する」など、15件の窯元を取材するうえで大切なことが身についてきました。記事制作については、1つの窯元で30分位インタビューさせていただいた内容を、120文字程度にまとめました。この後、RKB放送局や西日本新聞社の記者の方々に添削をしていただきました。アドバイスを頂いた内容は、『窯元ごとの個性が出るような文章を作る』、『主語、述語の一致など基本的なことに気をつける』、『語り手の雰囲気、色、においなど感じたことを単語(言葉)にするとよりよい文章になる』など、専門家ならではの助言でした。このことは、とても文章作成の力になり、私の宝物になりました。今回のインターンシップでは、取材や記事作成など夢につながる経験ができました。具体的には、記者の方など普段あまりかかわれない方からアドバイスを頂けたことです。また、他大学で学ぶことが違う学生と交流でき、刺激になりました。11月に開催された「鍋島藩窯秋祭り2015」に活動仲間と現地を訪れた時、窯元のみなさんには、再会を喜び、励ましていただきました。地域の方や指導いただいた記者の方々、受入先の田崎先生等たくさんの人の優しさに触れられました。とても貴重な体験をさせていただきましたことに感謝いたします。取り組み課題である「レシピブックの作成」については、未完成になりましたが、継続的におこなっていただけるとのことでした。今後の学習計画として、獲得した情報を発信する者の心構えや今回習得した社会人としてのマナー、インタビュー時の接遇などを向上させることを意識的に行うように今後努めていきたいと思います。47