ブックタイトル福岡県立大学 インターンシップ報告会

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概要

福岡県立大学 インターンシップ報告会

活動報告3.中長期・実践型インターンシッププログラムの説明と紹介田上裕子(就業力向上支援室)中長期・実践型インターンシップは、就業力向上支援室の岡田と田上の2名が担当しています。中長期・実践型インターンシップは、平成26年度に文部科学省「産業界ニーズに対応した教育改善・充実体制整備事業【テーマB】インターンシップ等の取組拡大」で、「中長期・実践型インターンシップの推進と教育的な指導体制の構築」が採択されたことから取り組みを開始しました。この取り組みでは、福岡県立大学、福岡工業大学、西九州大学の3大学が連携して平成26年度春季休暇と平成27年度夏季休暇の長期休暇を利用して中長期・実践型インターンシップを実施しました。また、一方で本学独自で学期中の中長期・実践型インターンシップにも取り組んできました。本日は、長期休暇中のプログラムと学期中のプログラムについてご紹介いたします。プログラム紹介の前に、中長期・実践型インターンシップの特徴について触れたいと思います。まず、中長期とは、体験期間が3週間以上のものをいいます。活動は長期休暇中だけでなく、学期中に活動することも可能です。体験の目的は、長期間活動することで、短期のインターンシップよりも更に深く仕事を理解することにあります。結果として、企業の課題に気づく機会もあり、課題発見・解決力を育成することができます。また、当初から課題解決を目的として取り組むこともあります。その他にも、大学で学んでいる専門知識やスキルを実社会で活用する機会にもなり、活動を通して自己をふり返りその後の大学での学修計画にもつなぐことができ、学生にとってのメリットは大きいと考えます。なお、企業にとっても企業のPRや職場の活性化等に加え、企業の課題解決や新規事業推進等のメリットが期待されます。中長期・実践型の活動内容は、1就業の理解、企業個別の特徴の理解、社会人としての行動理解(知る・聴く・身につける)、2与えられた企業課題に対して、必要な情報を収集すること、3集めた情報を分析し、企業の課題を解決する方策を考えること、4課題解決の方法を提案すること、5実践することを基本とします。3大学連携で取り組んだプログラム全体の流れは、3大学合同の事前学習の実施、その後各企業で体験、活動終了後の3大学合同による報告会の実施の順となっています。中長期・実践型インターンシップで最も重要となるのが目標の設定です。目標は受入企業、学生、大学の担当者が協同して設定しました。3大学連携で実施した平成27年度の夏季中長期・実践型インターンシップで福岡県立大学の学生が参加したプロジェクトは、雑誌・編集社における「筑豊地区の市場調査」とレシピ開発・動画チラシ製作を行う企業における「伊万里(佐賀県)の地域に合うレシピ開発・提案」でした。雑誌・編集社では、3名の学生が「広告媒体フリーマガジンHenをより魅力的な地域紙にする」というテーマで、質問紙の作成、読者アンケートおよび広告主への面接調査を実施・分析し報告書をまとめ魅力的な地方紙となるように提案を行いました。レシピ開発・動画チラシ製作を行う企業では、西九州大学の学生2名と一緒に伊万里市の食材や郷土料理の調査、窯元の歴史や思いをヒアリング、レシピ開発と盛り付けの考案、インタビュー記事の作成を行いました。また、本学が独自に取り組んだ学期中の中長期・実践型インターンシップとして、社会福祉法人北九州市手をつなぐ育成会インクル八千代(障害福祉サービス多機能型事業所)内の「ぽったりーカフェ」での37