ブックタイトル福岡県立大学 インターンシップ報告会

ページ
140/152

このページは 福岡県立大学 インターンシップ報告会 の電子ブックに掲載されている140ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

福岡県立大学 インターンシップ報告会

講評プレ・インターンシップ担当教員村山浩一郎准教授本日、報告をしてくださった学生の皆さん、おつかれさまでした。海外語学実習、中長期実践型インターンシップ、プレ・インターンシップと、それぞれの成果発表を聴かせていただきましたが、どの発表でも皆さんの大きな成長を実感することができました。皆さん自身も、これまでの自分との違いを感じているのではないでしょうか。海外語学実習の発表では、学生の皆さんの語学力や表現力のめざましい向上はもちろんのこと、異文化体験を通じて日本社会や自分自身についての理解を深めていた点が大変印象に残りました。他者を理解することは自分を理解することにもつながる、ということが改めてわかりました。中長期・実践型インターンシップの発表には大変感銘を受けました。現場の課題を見つけ、課題解決に向けた取り組みを実際に計画・実施したり、新たな企画を提案・実行するなど、高いレベルの実践に取り組んだことがよくわかりました。また、取り組みの過程で学んだことに関するプレゼンテーションがとても明確で興味深く、このインターンシップでの学びの質が非常に高かったことがうかがえました。今後、こうした課題解決型の実践的なインターンシップが本学に定着することを期待したいと思います。最後に、プレ・インターンシップについてです。プレ・インターンシップも、ある意味では海外語学実習と同様、職場という「異文化」との接触だと思います。社会で働く方々の仕事に臨む姿勢、コミュニケーションの仕方など、ひとつひとつの行為・行動が、日頃の自分たちの学生生活と大きく違っていることが実感できたのではないでしょうか。ポスターセッションでは、社会で働く方々の「本気」に触れ、大いにやる気を喚起された様子がうかがえました。子どもや障がいのある方々との関わりについては、技術的に難しい面もあったようですが、それは、これから「専門性」を身につけていくことで改善されると思います。プレ・インターンシップの体験を通じて感じたことを今後の大学での学びの栄養にしてがんばっていただきたいと思います。最後になりましたが、熱心にご指導いただいた実習先の方々や就業力向上支援室のスタッフの皆さんに感謝申し上げたいと存じます。ありがとうございました。プレ・インターンシップ担当教員森脇敦史准教授今日のプログラムの中では、海外語学実習、プレ・インターンシップ、中長期・実践型インターンシップ、インターンシップという、4つの異なったタイプのインターンシップについて、報告を聞き、発表してもらいました。自分の体験を他の人に伝えること、特にその体験の内容を全く知らない人にどう伝えるのかは、インターンシップを通じて皆さんに学んでもらった、汎用的な能力、つまりコミュニケーションのスキルです。1対1のコミュニケーションと1対多数のコミュニケーション、相手が近い関係の人なのか遠い関係の人なのかによって、コミュニケーションの方法は変わります。今日皆さんは自分が体験していない場所の活動について聞いたり、自分の報告に対して受けた質問に答えたわけです。これをどれくらいうまくできたのか、うまくできなかったと感じた場合には、どこをどうすればよくなったのかを振り返って観察して下さい。皆さんはこれから2年生、3年生となっていきますが、日々の学びの中で、今回の体験を生かすよう頑張って下さい。136