ブックタイトル福岡県立大学 インターンシップ報告会

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概要

福岡県立大学 インターンシップ報告会

活動報告4.プレ・インターンシップ安永育未(公共社会学科1年)夏季プレ・インターンシップでは、直方市中央公民館の教育総務課で2日間、直方市役所の総務課で3日間の就業体験を行いました。今回参加した目的として、1自身が現在目指している公務員の仕事について知ること2普段関わる機会の少ない市の職員の方や地域の子どもたち、お年寄りの方と接することで、その時々に必要とされるマナーや予測不可能な出来事への対処法を学ぶことが挙げられます。はじめに、中央公民館での活動内容として、一日目は青少年育成事業(小学生対象チャレンジ教室)の「絵手紙教室」の受付、補助、片付け、翌日以降の教室の準備を、二日目は小学生チャレンジ教室の「和紙ちぎり絵教室」の準備、受付、補助、片付け、事後報告書の記入方法の見学を行いました。ここでの体験を通して、子どもたちへの適切な対応や丁寧に作業を行うこと、市の施設が持つ役割について学ぶことが出来ました。具体的に、チャレンジ教室の補助を行う際に、子どもの目線に立って話をし、水分補給やトイレの引率など安全配慮が必要であること、事後報告書の記入の際には、机やいすの配置、子どもが嫌がったことなど細かな反省まで書く必要性を知ることが出来ました。そして、教育総務課の方たちに今回参加した教室以外の活動についても説明していただき、小学校への訪問授業や高齢者の方々の向けた講座が、地域の人々のつながりを深める役割を果たすことを学ぶことが出来ました。続いて、直方市役所での活動内容として、一日目に国勢調査の紙面回答用紙の準備、人事研修の受付、資源紙回収の見学、二日目に資料の誤字脱字の訂正、職員の方の業務の補助、国勢調査の資料一式を詰める作業、前日と同様に人事研修の受付と紙面回答用紙の準備、三日目に国勢調査員名簿の作成、郵便物の分類、市庁舎内の見学、引き続き紙面回答用紙の準備を実施しました。ここでの体験を通して、市役所の中にある多様な課を知り、業務の内容を考えて、目的を持ち実行する大切さを学びました。具体的に、市役所内を案内してもらった際や、総務課に届いた郵便物をそれぞれの課に分類する作業をしていた際、今まで知らなかった多様な課について知ることが出来ました。そして、その中には、戸籍を扱い市民が直接訪れる窓口のようなところや、専門的な業務を行うところなどがあり、「市役所」と一口に言っても、内部の仕事は大きく違うことを実感しました。また、国勢調査員名簿をパソコンで作成する際、最初は氏名などを入力する単純な作業だという印象しかありませんでしたが、実際にその名簿を作成していく過程で、直方市内の調査区の多さなど新たな発見があり、単純な作業でも内容を考え、目的を持って行えば有意義な結果が得られることを知りました。夏季の活動を終え、自分の今後の課題も明らかになりました。一つ目が積極性で、「何か手伝えることはありませんか?」と聞くだけでなく、行動を起こして仕事を見つけることです。二カ所とも自分は言われたことに対してのみ行動していた面があったので、手伝いが必要とされる場面で積極的に動けるようになりたいと思いました。二つ目が自分の考えたことを簡潔に伝えることで、体験後に職員の方にプレ・インターンシップで習得できたことやお礼の言葉をうまく伝えられず後悔したので、考えたことをうまくまとめて伝える訓練をしたいと思いました。今後の学修計画として、春季のプレ・インターンシップ、様々なボランティアやセミナーに積極的に参加し、課題を実践と振り返りをしたいと考えています。133