ブックタイトル福岡県立大学 インターンシップ報告会

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概要

福岡県立大学 インターンシップ報告会

活動報告4.プレ・インターンシップ松藤佳子(社会福祉学科1年)私は、将来公務員志望ということもあり、前期は柳川市地域包括支援センターで、後期は柳川市立図書館で、それぞれ五日間プレ・インターンシップをさせていただいた。地域包括支援センターは、主に要支援1・2の高齢者の方やその家族を支援する部署であり、この五日間は主に同行訪問と制度などの説明を受けた。計六回の高齢者の方への同行訪問ではそれぞれ立場や状況が異なる方々への支援の方法やコミュニケーションを間近で学ぶことが出来た。介護保険制度や高齢者虐待・困難事例、生活困窮者支援事業、成年後見制度について説明は、ほとんどが初めて知ることだったので勉強になった。前期のプレ・インターンシップを通しての大きな反省点は、目標意識の低さと知識不足だ。これからすることに対しての目標を設定することによって、その視点に着目することができ、何を学んだのかが明確になるが、私は、その意識が低かった。知識不足については一年生だからということもあるが、福祉に関する知識があまりにも少なく、自分が時事問題についても疎いことが浮き彫りになった。他にも、過度の緊張によって周囲の状況を把握できなくなってしまっていたこと、正しい日本語や質問の仕方が反省点として挙げられた。適度な緊張感は必要だが、初日は特に緊張して他の職員の方々や訪問した高齢者の方を不安な気持ちにさせてしまったのではないかと思われる。全て意識はしていたが、その意識づけも低かったと思われる。言葉遣いも違和感のあるところが多々あった。初日に指摘されすぐに改善したことは、時事問題について知るようにしたことだ。普段からあまりテレビを見なかったが、ニュースを積極的に見るようにし、新聞も目を通すことにした。無関係そうな出来事もすべて関連しているので、満遍なく興味を持つことも出来た。また、人に物事を説明するときには、自分がそれを完璧に理解していないとできないので、説明力も必要だと感じた。後期は前期での反省点を生かすことを念頭に、柳川市立図書館で就業体験に臨んだ。図書館では五日間、毎日異なるカウンターでの業務をさせていただいた。この場所での業務内容と方法を覚える、という具体的な目標があったからか、毎日意識を高く持って業務を行うことが出来た。前期の反省点を大きく活かせたと感じた。初日は前期と同じく極度の緊張により、自分のことだけで精一杯になってしまっていたが、二日目からは周りを見ることも出来るようになってきた。自分の業務ばかりではなく他のカウンターへも注意を向け、場合によっては手伝うことも必要なので、それも少しずつスムーズに出来るようになった。最終日は子どもたちへの読み聞かせに参加させてもらった。やはりそこでも緊張してしまい、練習をしていたのにも関わらず、早口になっていたのを実感した。一方、職員の方はページの間に子どもたちに質問を投げかけ、さらに楽しめるような工夫をされていた。少しの気遣いによって子どもたちの反応が違っていたので、後期は前期での反省点を生かすことが出来たと思う。しかし、過度な緊張が活動を妨げていたことも多かった。適度な緊張は必要なので、うまく使っていけるように工夫していきたい。127