ブックタイトル福岡県立大学 インターンシップ報告会

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概要

福岡県立大学 インターンシップ報告会

活動報告4.プレ・インターンシップ藤井春奈(看護学科1年)私は、春季プレ・インターンシップを香春町役場の健康増進事業に取り組む保健師の業務について就業体験させていただきました。この香春町役場をプレ・インターンシップ先に選んだ理由は、私自身が将来予防医療に関する仕事に就きたいと思っており、地域の人に予防医療を行う保健師の仕事内容に興味があったことと、保健師が実際にどのような仕事をしているのかを詳しく知りたいと思ったからです。この香春町には約11,624人の人が住んでおり、そのうち15歳から64歳の人口が52%で、65歳以上の人口が36%となっており、高齢化が進んでいる地域となっています。そのため、役場での保健師の仕事は、主に高齢者が対象となっています。香春町役場の保健師が行う業務は大きく分けて「母子保健事業」「健康増進事業」「介護予防一次予防施策」「介護予防二次予防施策」があります。そのうち私は母子保健事業では一歳半健診を、健康増進事業ではヘルスアップ料理教室と基本健診の見学、介護予防一次予防施策では音楽教室といきいき減量教室に参加させていただきました。この活動を通して、私は保健師にはコミュニケーション能力がとても必要だということがわかりました。「ゆりかごから墓場まで」という言葉があるように、保健師は言葉を話すことのできない乳幼児から、高齢者までを相手に仕事をしていきます。その際に最も必要なのが、相手を安心させることだと思いました。地域の人とは、その人が引越しなどでその地域から出て行かない限り、長い期間関わることになります。そのときに、より良い予防医療をするためには、保健師と地域の人との間に信頼関係が必要です。信頼関係を築くためにはコミュニケーションをとることが必要不可欠であり、私が今回の香春町役場で出会った保健師さんは全員コミュニケーション能力が高かったと感じました。私は将来のために、もっと上手く人とコミュニケーションをとって、信頼関係を築きやすい雰囲気作りをする努力をしていこうと思います。117