ブックタイトル福岡県立大学 インターンシップ報告会

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概要

福岡県立大学 インターンシップ報告会

活動報告4.プレ・インターンシップ平田愛恵(看護学科1年)夏季私は、夏季のプレ・インターンシップの活動で8月17日~21日の5日間「手をつなぐ育成会インクル春ケ丘」にお世話になった。私が学びたかったことは、1つは、どのような障害を持った人たちが利用しているのかを学ぶこと。2つは、どのような活動をしているのかを学ぶこと。3つは、施設の方々がどのようなサポートをしているのかを学ぶこと。4つは保護者とのかかわり方がどのようなものなのかを学ぶこと。以上の4つであった。私は5日間で就労移行事業・自立訓練、自立訓練宿泊型事業、児童デイ事業、就労継続B型事業の4つの事業を体験・見学した。私がここで学んだことは、各事業によって利用者への接し方が違うという事だ。なぜ接し方が違うのか?という疑問を持った。それは、利用者に必要な力は異なっているからだと5日間を過ごして分かった。就労移行事業、自立訓練宿泊型事業、児童デイ事業の利用者は実際にこれから社会に出て働かなければいけない人たちであり、これからのことを見据えた支援が必要となる。しかし、就労継続B型事業では、今まで一般企業で働いていた人も多く、年長者が多いため、職員より年上の人が多い。そういった人たちへの対応は、年長者への配慮として威厳を守ったり、利用者を尊重したりするなどの気遣いや言葉遣いがされていた。また、就労移行事業、自立訓練宿泊型事業は特に明白な目的があるため、それに向けた支援がなされていた。就労移行事業は卒業してからの就職が目的である。障害を持っていると、就職先は厳しい環境になることが多いそうだ。それに耐えられるように、毎朝のトレーニングや、マナーを学んでいる様子がみられた。また、自立訓練泊型事業は、一人暮らしを目標としているため、お金の管理、自室の管理をきちんとしていた。また、生活リズムが整うように当番制で5時に起きて朝食を作る日があるそうだ。このように、施設を利用している間だけのことを考えた活動をするのではなく、実際に社会に出たことを想定し、支援することで利用者が困らないようにしていた。今回、職員と保護者との関わりを見ることは出来なかったけれど、福祉施設の役割や、事業について理解が深まった。また、今回多角的に物事をとらえる力を養うことができた。これからもその力を伸ばせるように努めようと思いました。春季私は、プレ・インターンシップの活動で2月16日~19日、22日の5日間「株式会社ギラヴァンツ北九州」にお世話になった。私が学びたかったことは事業を支えるスタッフの方々はどのように連携をとっているのかという事だ。しかし、今回は試合の期間より1週間早かったため、連携ではなく、試合前の準備を体験することが出来た。私が体験したのは、営業の方と一緒にポスターやガイドブックを配布したり、ポスターを張ってもらうようにお願いしたりするというものだった。また、ただ単にポスターを張るようにお願いするだけでなく、お店の人といろんなことを話すことで、ギラヴァンツ北九州を地域に根付いたチームにしようと努めていることが分かった。また、事務作業では、配布のためのチケットを準備したり、注文されたレプリカユニフォームを分別したり、試合に向けたものが多かった。その作業は単純作業のものが多く、量も大量であったため大変だった。普段からこの作業をしているスタッフの方々の大変さが理解できた。しかし、スタッフの人たちと話していると、大変という事よりも、本当にサッカーが好きで働いている人が多く、選手のことを一番に気遣っていることが分かった。111