ブックタイトル福岡県立大学 インターンシップ報告会

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概要

福岡県立大学 インターンシップ報告会

活動報告4.プレ・インターンシップ樋口裕幸(公共社会学科2年)今回のプレ・インターンシップで私は、行橋市社会福祉協議会で就業体験を行った。夏に行った就業体験やこれまでの講義等で社会福祉の目的や役割、活動内容について聞いてきたが、それらが実際にどのような形で運営されているのかということに興味を持ったためである。初めに、社会福祉協議会という場所がどのような場所であるか、主に何を行っているのかということについて知らないことが多かったため、説明を聞くことになった。そこで、社会福祉協議会はその地域に住む人が住み慣れた街で生活していくための手助けをすることが目的であるということを知った。行橋市ではその取り組みとして高齢者を対象にサロンの推進活動を行っており、交流の場を作っている。また、ここでは、福祉とは普段の暮らしが幸せだということや、出会い、ふれあい、支えあいの順番(出会わないと支えあえない)などの大事だと思えることを聞いた。それからは、様々な後援会、説明会の参加や施設の訪問などを行った。ここでは、興味のある事象についての話を聞くことができ、目的でもあった社会福祉がどのような形で運営されているのかということを見ることができた。今回のプレ・インターンシップでは、これまでのように一貫して行う業務というものがなく、いろいろな場所に赴いた。しかし、今回は実際に仕事をしている方々と同じ空間で就業体験ができたため、仕事場の雰囲気等をつかむことができた。そこにはもちろん役職等の地位の差はあるだろうが、それに関係なく様々な方々が仕事の話以外にも世間話等をしていた。また、支援対象者に話しかけている時も、夏に就業体験を行った市役所と比べ、距離が近いように感じた。これは、社会福祉協議会が半官半民であり、公務員のようにすべて国によって成り立っているものではないからではないのかと思った。民間に支えられている面もあるからこそ、地域の人に寄り添った視点を持てているのではないかと思った。自分自身については声の大きさを何度も注意されたように思う。これは、緊張によるものであると考えることもできるが、緊張が少し解けた状態であっても小さい場面もあったため、それだけが原因ではないと考える。また、自分自身話が伝わりづらいことが多々あるが、それにもこの声の小ささが関係しているのではないかとも考えられる。そのため、うるさくない程度に、何より相手に伝わるように話すことがとても大切となる。どんなにいい話でも、相手のことを考えずに話してしまえば、たちまち意味のないものとなってしまう。今回のプレ・インターンシップでも見たように、相手のことを考え、相手に寄り添うということが大事なのである。108