ブックタイトルh27 ヘルスプロモーション

ページ
30/34

このページは h27 ヘルスプロモーション の電子ブックに掲載されている30ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

h27 ヘルスプロモーション

ないということは寝付くことなんです。歩くということは生きていくことなんです。・一番介護の最中に困ったことは、睡魔との戦いです。交代の人がいないというのが一番辛いんです。一日でいいから寝たいんですゆっくり。死んでくれんやかと思う時があるんです。それとの戦いもありました。夜になると患者は目が覚めるんですよ、夜が大変です。母が死んだ後なんですけど、ちょっとほっとしました。でも、辛かったです。スーパーに行って母が好きだった品物を見ただけで涙が出るんです。勝手に涙がでるんです。みんな親孝行と言ってくれるんですけど後ろめたい気持ちがずっとあるんです。その後の思いというのは死ぬまで続くと思います。・(実際の患者を話される)眠剤のコントロールをしていただいて上手に睡眠の確保が取れるように整い、家に帰られて「今はゆっくり寝れます」と言われています。薬の調整とか主治医との連携と今上手くいっている症例もあります。どこが困っているかという声掛けを私たち医療従事者が普段から声を掛けることがことが大切。帰ってくるご家族の言葉がどんな風に変わるのか、まだ辛い思いをしているのか、そこを観察し洞察力が大切。- 26 -