ブックタイトルh27 ヘルスプロモーション

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概要

h27 ヘルスプロモーション

今年度は、2014年健康大使の中から、代表を長沼氏、副代表を出口氏に依頼し、2名が中心となり、福岡ヘルシー・エイジング研究会を運営していった。また、健康大使により、事例検討、参加者の勧誘、シンポジウムの企画、司会や会場設営、受付、議事録等役割を担い進めていった。前年度よりも参加者が122名から144名に増加している。健康大使により他の病院の看護師への働きかけ、さらに参加者が固定してきた。参加者の固定の理由として、事例検討という方法によって、参加者の意見を聞き、お互いに学びを共有する場になっている、事例検討経験者が、ファシリテータとなり、円滑な事例検討を行っていることなどの意見があった。事例検討のテーマは、認知症とともに生きる方とその家族がテーマで、参加者より話題提供、認知症とともに生きる方の体験世界を映像や本を用いて、検討していった。特に、認知症とともに生きる方とその家族の実体験に関してのテーマ時については、大きな反響があった。シンポジウムでは、活発な意見交換が行われた。当事者である家族の立場からの発言に満足度が100%で、来年度も当事者の話を聞きたいとの意見が出た。シンポジウム参加者の意見交換内容・(母親の介護体験を話される)きつい辛い思いをしたが、私に不足していた部分を勉強しました。これが母の残してくれた私の財産です。・退院支援の研修会があり「合わせる」「整える」「繋ぐ」「備える」が基本と言われていました。病院の看護師の方々に自宅から入院された方は在宅に帰って頂くということを入院の当初から自宅のイメージを持って患者の情報を収集してもらいたい。・医療に携わる方々はもう少し患者と家族の気持ちを、もっと汲み取ってあげる責任があると思う。先生が何の気無しに言ったその言葉、看護師が何の気無しに言ったその言葉でものすごく患者・家族は傷つくんです。だから病院に限らず訪問介護・訪問看護をなさってる方、施設にお勤めの方々は自分の親を看てるつもりで、自分のお子さんを看てるつもりで接して欲しいという思いがあった。明日は我が身というのを自分の心に刻みながら仕事をしてもらえれば私たちは安心できるんです。もっと安心させて欲しいと思います。心配だから預けてるんです、そのケアをさせてもらってるんだという気持ちで働いて貰いたいと思います。・ご家族の思い、本人の思いそこを折り合いをつけてどうやったらいいかという時に、専門職としてその後の生活のことをきちんと考えていかなくてはいけない。入院をしている間に今までの人生観であったり生活歴であったり、家族の思いを引き継いで再アセスメントをしてその後の生活の所に繋げていくような役割を担って頂いているので、入院に繋げたから終わりではなくて、そこから先を見据えた支援を考えていければ、入院しても悪くなかったんだと、この入院は必要だったんだというように納得して活動してきた。・歩く訓練を始めました。しかし本人はきつくて苦痛だ。でも家族もリハビリを望んでる。本人も歩きたいという。私の仕事は訓練なので私の自己満足ではないのかと思いながら日々訓練してる。・歩けるということは自分でトイレに行けることなんです。自分でトイレにいけ- 25 -