ブックタイトルh27 ヘルスプロモーション

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概要

h27 ヘルスプロモーション

田川伊田商店街振興組合主催のふうじ市の「家族の健康記念日介護予防フェア」コーナーで、乳がんセルフチェックのブースにおいて啓発活動を実施した。保健師コースの学生が乳がん自己検診法のデモンストレーションとポスター掲示、チラシ配布を実施し、デモンストレーションは3回実施した。親子づれや高齢者、イベントの実施者等幅広い年代の人々が参加し、住民は一緒に実施しながら手技を学んでいた。触診モデルでしこりの感触を確認し、作成したポスターでは疾患や検診に関する知識を得ていた。住民は検診受診の体験や身近な患者、妻の体への気遣いなどを語り、乳がんについて考える機会となっていた。学生は、事前学習で知識を得て、効果的でわかりやすい媒体、説明方法等を工夫していた。住民との対話を通して住民の健康に対する関心の高さを感じた一方、参加していない人への働きかけの重要性も考察していた。【第2回】日時:平成27年11月7日(土)9:00~10:50従事者:学生ボランティア(3年生12名)、教員5名場所:福岡県立大学(実施内容)福岡県立大学秋興祭で、オレンジリボン運動として児童虐待防止啓発活動を行った。児童虐待に関心のある学生が、虐待の要因・背景、育児の大変さ、虐待を受けた子どもへの影響、虐待対策に関わる関係機関の活動・保健師について学習し、勉強会で共有した。それらをもとにポスター(クイズ形式)、チラシを作成し、学祭で掲示と配布を行った。大学生、高校生、子どもや保護者、高齢者など幅広い世代の来所者があり、クイズを一緒に解きながら、ポスターの説明を行った。学祭後、学生は乳幼児健診見学や子育てサークル活動への参加、市町村の虐待防止担当保健師に話を聞くなどして、地域の関係者と交流し、児童虐待防止や子育て支援に関する理解を深めた。【第3・4回】日時:平成27年11月23日(月)9:00~13:00平成27年11月29日(日)9:00~13:00従事者:学生ボランティア(3年生11名)、教員2名、NPO法人スタッフ参加者:約160名(11月23日)、約180名(11月29日)場所:福岡県立大学講堂(実施内容)NPO法人たがわ子育て支援コミュニティたがわんわが主催する児童虐待防止、子育て支援に関連する映画「うまれる」(11月23日)と「うまれるずっといっしょ」(11月29日)の自主上映会に参加した。学生は、上映会の準備と当日の託児コーナーに参加した。オレンジリボン運動をきっかけに地域で積極的に活動する子育て支援グループとの共同の活動へと発展し、子育て支援への関心を高めていた。学生と地域住民や関係機関・組織が協働で地域保健活動を実施することで、学生は健康問題の知識を得るだけでなく、住民や関係者の熱意に触れて協働の活動の重要性を感じ取っていた。住民や関係者は学生に協力的で教育的に関わり、活動全体が熱心な取り組みとなることでヘルスプロモーション活動が推進されやすい素地が醸成されると考えられた。- 20 -