ブックタイトルh27 ヘルスプロモーション

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概要

h27 ヘルスプロモーション

高齢者ケアに関する相談(2回:教員1名、1回:学生2名、教員1名)。今年度は、新メンバー勧誘によるメンバー増員と再組織化を行う予定であったが、入会者・リーダー不在のまま、老人クラブ活動行事等は単発で参加者を募り活動を行った。10年間お世話になっていた方々の中で、3名の方がご他界され、お悔やみに行くことになった。ご訃報を卒業生に知らせ、卒業生のネットワークを使い、メンバーに知らせ、その方々と過ごし、お世話になったときを思い出し、その方々を偲んだ。そして、どうしてもお宅を訪問したい卒業生の手紙を預かり、関西方面、福岡方面から3名の卒業生が田川に集い、高齢者宅を訪問することになった。ご仏前に手をあわせ、これまでのお礼をして、ご家族と共に個人を偲びあった。初めての出逢いから卒業式の日にお別れするまでの懐かしい思い出を語り合った。卒業生は、活動を通して学んだご家族の愛について語り、ご家族は、卒業して、6年にもなる卒業生たちの名前とエピソードを覚えてくださっていた。卒業生は、お名前を覚えてくださっていたことを、ご家族は、皆様を想うお手紙を出し続けた卒業生との再会を喜ばれていた。学生時代、卒業生が教員に語った印象的な言葉がある。「ご家族は、どんなにお辛い時も、必ず、毎日丁寧に意思を確認するように微笑みながら語りかけるんです。Aさんは、うなずいて、微笑んで、目を閉じられるんですよ。その姿がとってもきらきらしていて素敵なんです。憧れるんです。」故人は、豊な最晩年を過ごされたのだと実感でき、愛されるご家族に看取られて逝かれたのだと実感するひと時だった。この活動は、会員の加入が難しく、今後、福岡ヘルシー・エイジング研究会に移行して、継続することとする。- 16 -