要約 

 本研究は、田川地域に在住する乳幼児を子育て中の保護者を対象とした調査(1999、2002)に続いて、同地域の保育所・幼稚園に勤務する保育者を対象として、子育ての実態と子育て支援サービスに関する意識を調査したものである。
 保育者は、支援サービス拡大の必要性を認識しながらも、そのことが「子どもの発達支援」になるかという疑問を持っていること、新たな業務となった親に対する相談業務等に対する不安を抱えていることが示された。今後の子育て支援の方向性として、親と子が共に育つ地域の支援を拡大していくことが重要であることが示された。

キーワード

保育者、意識調査、子育て支援、田川市郡