福岡県立大学 平成20年度「質の高い大学教育推進プログラム」|取組の概要

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取組の概要

不登校・ひきこもりは,わが国の大きな社会問題となっています。
平成19年9月,福岡県立大学附属研究所に,同問題の解消を目指し,
不登校・ひきこもりサポートセンターが開設されました。

同サポートセンターは,附属研究所にある3センターのうち,
唯一,人間社会学部と看護学部の共同で運営されているセンターとなっています。

今回の取組の枠組み

本取組は,その不登校・サポートセンターに,3つの機能

  • 子ども支援機能
  • 家族支援機能
  • 社会化促進支援機能

を有する大学内フリースクールを設置し,
これを最大限に活用した教育プログラムを実行することによって,
不登校・ひきこもりへの「援助力」を有した学生の養成を目指します(図-1参照)。

「援助力」の構成要素と評価図

不登校・ひきこもりへの「援助力」は,1つのコア

  • ボランティア原理による自発性・社会性などに支えられる人間性の形成

と5つの能力

  • 地域支援能力
  • 個別支援能力
  • 集団支援能力
  • 家族支援能力
  • 社会化支援能力

から構成されていると定義します。

取組と学生への教育的評価には,各能力の達成度を「援助力レーダーチャート」を用いて表現します。
(以下のスライド参照)

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包括的ピア・スーパービジョン 

大学内フリースクール等における「県大子どもサポーター」活動は,
包括的ピア・スーパービジョン:

  • 不登校・ひきこもりに関係するあらゆる立場の人々及び学生たち自身の経験知共有および互恵的学習

により,学生の「援助力」をより広げることが可能です。

不登校・ひきこもり援助科目群

大学カリキュラムにおいては,不登校・ひきこもり援助科目群

  • 選択:新設3科目,既設選択46科目

を新たに設定します。

本科目群の履修と県大子どもサポーター活動の相乗作用により,実践知と理論知の融合をはかります。

卒業後専門職として不登校・ひきこもり問題に的確に対処できる能力を育成し,
また,卒業後に現場で得られた経験知をリカレント教育の場を通じて,
現役学生に還元する教育サイクルを設定します。