本学は保健・医療・福祉などの分野で活躍する専門的職業人の育成を目的としています。
しかし、専門分野の知識やスキルだけでは専門的職業人として活躍することはできません。
これからの「職業人」にとり、語学力、情報処理能力、健康管理能力は最低限必要な「基礎能力」です。
わたしたちが皆さんに期待しているのは「単なる」職業人になることではありません。わたしたちが期待して いるのは、他人から指示されて働くだけではなく、職場や地域において自から課題や問題を発見・探求・解決す ることのできる能力、つまり、マネジメント能力をそなえた「専門的職業人」なのです。
そのためには自分の専門分野の知識や能力だけではなく、社会や人間についての広い知識と深い理解、つまり 「教養」が必要となります。
わたしたちはこうした基礎能力や教養を「社会人基礎力」と名づけ、専門的職業人に不可欠なものとして重視 しています。
そのために、「一般教育等」の教員を中心に全学的な組織を設け、社会人基礎力育成のための多様な全学共通 科目を提供するとともに、それらをより充実させるために努力しています。
経済のボーダーレス化、国家間の相互依存増大、地球環境問題などによって、今日ますます「国際力」 が要求されています。留学交流や語学教育を通じ、多文化環境のもとでも活動できる人材の養成をめざ します。
レポートやプレゼンテーション資料の作成に必要な各ソフトの使い方、e-mailの送受信、Webによる情報 収集の方法を学習することにより、情報の効率的な収集・整理・加工を行う能力を身につけることを目指 します。
「教養演習」は大学入門のための少人数ゼミです。レポート作成やプレゼンテーションを通して、大学で の学び方についての知識とスキル、学習力を身につけます。そのために独自のテキストも出版しています。
「健康力」とは、心と身体のバランスをとりながら人生を謳歌する能力です。運動・スポーツを通して楽し く仲間たちと過ごす中で、基礎体力の向上やストレスの軽減を図り、充実したライフスタイルを支援します。
専門的職業人として活躍するには、社会の日々の出来事の意味を理解し、自分の仕事や生活 への影響を予測すること、職場などの集団の中でどのようなメカニズムが働いているのかを知 ること、ひとの心の仕組みを知ることなど、社会や人間についての広く深い理解、つまり「教 養」が不可欠です。
また、それぞれの専門的分野について学ぶには、例えば、医療・看護の世界では生命への深 い理解や科学的知識が、福祉の世界では政治・社会についての基礎的な理解が求められます。
それらはまた社会人として必要な常識、社会的基礎知識でもあります。 福岡県立大学では哲学から生物学まで、さらに環境や性の問題などを扱う学際的な総合科目な ど、多様なニーズに応える教養科目を用意しています。